「稼げる仕事ないかな?」に対する僕の答え

「稼げる仕事ってないかな?」
そんな風に聞いてくる知人がたくさんいます。

前職の同僚や同級生など、僕が副業をしていると知っている人たちが、スーパーで買い物中にバッタリ会ったときにもよく聞いてきます。

きっと、副業とかNISAとか、ニュースやYouTube、ネット広告でも「簡単に稼げる」なんて言葉をよく目にするようになったからでしょう。

でも正直に言うと、この質問、ちょっとモヤッとしませんか?

確かに、例えば5,000万円の資産があれば、それをインデックス投資で年利3%で運用してセミリタイア、なんて理屈は成り立ちます。

でも実際に聞いてくる人たちは、「簡単にたくさん稼ぎたい」「短時間で効率的に」「勉強は苦手」「年齢が…」といったことを言うんです。


だからこそ、ちゃんと考えたくなった

もちろん、「稼ぎたい」という気持ちは痛いほどわかります。

僕も家族がいて、将来の不安や日々の支出は常に頭の片隅にあります。
だからこそ、このテーマを一度しっかり考えてみたいと思いました。


結論:「勉強してください」が僕の答えです

いきなり結論から言います。
勉強してください。

なぜなら、最強の投資は「自己投資」だからです。
月に1万円を積み立ててインデックス投資しても、結果が出るのは20〜30年後。
しかも、何にどのくらい投資すればどれくらいになるのかを学ばなければ、その過程をコントロールできません。

学ばずに「とりあえず受売でやってみた」では、うまくいかない可能性のほうが高い。

社会に出て「学ばないと」と気付いたときが勉強の本番なんです。


「何もしてない人」の共通点

この手の質問をしてくる人たちに共通するのは、こう答えることです。

年齢や仕事を言い訳に「何もしてない」なんて言われると、こちらも正直この後の話は何も言えません。冷やかしかなって思っちゃいます。

でも、それも実はとても自然な反応なんですよね。


人間は「失敗しないこと」を本能的に選ぶ

進化論的に言えば、人間は「生存」と「繁栄」につながる行動をとるようにできています。

新しいことに挑戦して、失敗して笑われたり、周りから「うまくいかなかった人」と見られたりすることは、「生存」と「繁栄」にとってリスクになります。

だからこそ、「やらない理由」が口をついて出る。
これはもう本能なんです。


イチロー選手の言葉から学ぶ

イチロー選手はこんなことを言っていました。

「1日だって無駄にできない。

それを知っている人は1日目と10日目では9日間もあることを知っている。」

「たった1分じゃ意味がない」と思う人と、
「たった1分でも意味がある」と信じて動く人。
この2人の差は、1週間後、1ヶ月後、1年後には、まるで別人です。


稼ぎたいなら、自分に「お金」と「時間」を使おう

きっと今このブログを読んでくれているあなたは、
「稼げる仕事ない?」って聞く側じゃなくて、聞かれる側の人じゃないでしょうか。

でも人って、どうしても「楽に」「簡単に」っていう道を探してしまうもの。
正直に言えば、僕自身もいまだにその誘惑と戦っています。

もしまた誰かに「稼げる方法ない?」と聞かれたら、
きっと僕はこの記事をそっと見せると思います。
それくらい、この考えを大切にしているからです。

「コピペで10万稼げる」みたいなタイトルに惑わされず、
お金と時間、そして労力をかけて自分を磨いていくこと。
それこそが、どんな目標であっても達成するためには欠かせない“必修科目”なんです。

この記事は、そんな当たり前のことを自分自身に言い聞かせるために書きました。
なんだか説教くさいことを言ってしまってすみません。
でも、もし少しでも「そうだよな」と感じてもらえたなら、うれしいです。