スマホを手放せない生活に、違和感があった
朝起きた瞬間、手が伸びるのはスマホ。
家事の合間も、子どもが遊んでいる横でも、気づけばSNSを開いている。
その行動が、いつの間にか“当たり前”になっていた。
情報に触れている時間は、なんだかんだ楽しい。
でも──「何もしていないのに疲れる」感覚だけが、ずっと残り続けていた。
「QOLが上がる」と言われ、必要のないものを買い続けていた時期がある
筋トレ系のインフルエンサーたちが紹介するサプリやガジェット。
「これを飲めば痩せる」「集中力がアップ」「QOL爆上がり」……。
そんな言葉に惹かれて、気づけばポチってしまう日々。
商品自体に問題はない。
実際、エビデンスもそれなりにある。
ただ、自分の行動が伴っていなかった。
運動もしていない。食事も適当。
それなのに、サプリにだけ期待していた。
「これさえあれば」と思いたかっただけなのだと思う。
🔍 情報に振り回されていた頃の自分(Before)
状態 | 具体的な行動 | 結果 |
---|---|---|
SNSに常時接続 | YouTube・Twitterをだらだら眺める | 時間がなくなる/疲れる |
インフルエンサーに影響される | QOL向上系アイテムを衝動買い | 効果が出ない/満足感がない |
不安や焦りに反応して購入 | サプリを毎月買い足す | 自己嫌悪/浪費の繰り返し |
SNSの“見すぎ”が、僕から行動力を奪っていた
SNSには、自分より成果を出している人の投稿がいくらでも流れてくる。
見るたびに焦りが募って、「自分も頑張らなきゃ」と気持ちがざわついた。
だけど、画面を閉じたあとに実際に行動したことは、ほとんどない。
むしろ、焦りや不安を打ち消すように、また何かを買っていた。
振り返れば、月に何本もサプリを買っていたが、ほとんど必要なかった。
それは、「ちゃんとやっている」という気分だけがほしかったから。
情報に触れすぎると、自分の意思がぼやけてくる
僕の場合、「やる気がない」のではなかった。
ただ、次から次へと流れてくる情報に反応し続けているうちに、
思考もエネルギーも、消耗していただけだった。
あれこれインプットはしているのに、アウトプットがない。
それどころか、何をしたかったのかも思い出せなくなる。
情報が多すぎる時代に、
“選ぶ力”がないと、判断も行動も奪われる。
それが、自分が直面していた本当の問題だった。
後編につづく
次回は、「見るのをやめたあとに何が変わったのか?」を中心に、
具体的な行動・気づき・そして“満足感”についてお話しします。
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